伽藍エッセイ<7>
誰と行くの?

男はどんな女でも、朝晩、毎日見ていれば、気にいらないところも出てきて憎くもなる。女にしても、それは同じであろう。 そんな結婚生活は空しいものだ。お互い別々に住んでいて 時々会うという通い婚こそが、年月を経ても飽きることの…

伽藍エッセイ<6>
遅れて来た子供

初孫が出来て一年がたち、暮らしが一変した。 一週間おきに我が家に来るのだが、それがどうにも待ちきれない。 会社では社員が机の上に家族の写真を置いているのを見ると、そういうものは、密かに忍ばせるのが男の美学だと冷ややかに見…

伽藍エッセイ<5>
ああ~無常

息子と歩くと、擦れ違いざま女性の視線がチラッと隣の息子へ向く。 妻と歩いても妻を見る女性はいても私を見る人はいない。まるで私は存在していないかのようだ。 所用で東京へ行き電車に乗った。車内はすいており、ゆったり座れた。 …

新年のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。 旧年中は格別なご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。 お陰様で百名伽藍も今年開業より11年目を迎えます。 これもひとえにお客様、関係者の皆様のご愛顧とご支援の賜物と心より感謝申し上げま…