伽藍エッセイ<3>
ほとける心

かつて、県内紙に「禅語漫歩」という随筆が連載されていた。 著者の崎山崇源和尚は当時50代半ば、現在93歳になられるから随分昔の話だ。 その随筆に深く感銘を受けた私は、連載が終わるや和尚の興禅寺を訪ねた。 興善寺は首里金城…