皆様お変わりなく元気にお過ごしでしょうか。
9月に入り暦の上では秋ですが、沖縄ではまだまだ日差しも強く、夏を楽しめます。そこで、百名伽藍からほど近い天然の美しいビーチ「百名ビーチ」をご紹介いたします。百名伽藍のすぐ隣の新原(みいばる)ビーチとは岩場をはさんで隣り合っています。
琉球の創成神である女神「アマミキヨ」が久高(くだか)島から渡ってきた場所として、地元では聖域として大切にされている浜辺です。遠浅で波も穏やかなので、海水浴や近くにあるモズクの養殖場から流れてくるモズクを採ったりして楽しむ姿を見かけます。
「アマミキヨ」が上陸した地点を示す石碑「ヤハラヅカサ」が浜の少し沖合に立っていますが、満潮時は海に沈み干潮時にのみその全容が現われます。また、石碑の下には香炉(香料を加熱して香りを発散させるために使う器)の後があった事から、参拝場所だったとも考えられています。
そして「アマミキヨ」が陸にあがり、しばらく生活をしたといわれている、聖地「浜川御嶽(はまがわうたき)」も百名ビーチにあります。敷地内は緑が生い茂り、石垣の中には神様を祀る祠(ほこら)があり、神秘的な空気を感じます。
琉球創成から現代まで、地元の人たちから大切にされ愛されてきた百名ビーチへ、皆様も是非、足をお運びになってみてはいかがでしょうか。