JCC南城市にホテル
県内外食大手で初
県内外食大手、JCC(糸満市、渕辺俊一社長)は来年12月19日に、富裕層向けのホテル「百名伽藍」を南城市玉城に開業する。
県内の外食大手がホテル業に参入するのは初めて。ホテルは南城市玉城の新原ビーチ近くに立地。地下2階、地上2階建てで総工費は約9憶円。延べ床面積は約3,000平方メートル、15客室オーシャンビューで1室あたり約75平方メートル。
自然と融合した空間の提供や沖縄文化の発信をコンセプトに周辺を緑で囲い、屋根は赤瓦、インテリアに沖縄の伝統工芸品を使用する。客室と各施設を約600メートルの回廊で結ぶ設計で独自性をPRする。式場や披露宴会場も備え、リゾートウエディングにも対応。レストランでは、地元の食材を使うなど地域とも連携する。
12月完成予定で、約30人を雇用する予定。
渕辺社長は「自然の音しか聞こえない、自然のものしか見えない空間にしたい。幻想的な雰囲気や独特な癒しを体験してほしい」と話している。
ホテルから約300メートル離れた場所には全6棟のコテージを有する「やまぼたる」(仮称)の建設も今後予定している。