~秋の名月~
旧暦8月15日は1年のうちでも月が1番綺麗に見えるということから「中秋の名月」と言われます。
その旧暦の8月15日「十五夜(ジューグヤ)」にお月見をする習わしは全国的に行われており、今年は9月29日にあたります。
沖縄でも全国的なお月見と同じように、お月様へ日ごろのお見守りへの感謝を捧げる「月拝み(チチウガミ)」風習がありますが、本土の「お月見団子」とは全く違う「ふちゃぎ」をお供えします。
「ふちゃぎ」とは餅粉をこねて蒸したものに茹でた小豆をまぶしたもので、小豆には魔除けの意味合いがあり、小豆をつぶさずにまぶすことで当年の災難避けを祈願します。
豊作や家の繁栄を祈願してヒヌカン(火の神)と仏壇、神棚に供えた後に食べる縁起物です。
当館へご宿泊されるお客様へも「月拝み」が出来る様「ふちゃぎ」をご用意しております。
今年はちょうど満月に当たるため、晴れた場所での月見では、まん丸なお月さまを楽しめそうです。